- 兆候の一覧では判断できない
- よく挙げられる変化
- 重なりを見る
- 別の説明を先に潰す
- 記録に落とす手順
チェックリスト形式の情報は多くありますが、当てはめるだけでは判断できません。
兆候の一覧では判断できない
該当する項目を数えても、結論は出ません。
ひとつひとつの変化には、別の説明がつきます。
仕事、健康、人間関係、年齢による変化。どれもありえます。
しずく当てはまる数を数えると、たいてい不安が増えるだけで終わります。
見るべきなのは、該当数ではなく重なり方です。
よく挙げられる変化
相談として挙がるものを、領域ごとに整理します。それぞれ個別の記事にまとめています。
- 帰宅が遅くなった → 残業が増えたとき、何を見るか
- 休日の外出が増えた → 休日の外出が増えたとき
- 飲み会や付き合いが増えた → 飲み会が増えたとき
- 出張や泊まりの予定が増えた → 出張が増えたとき
- スマホの扱いが変わった → スマホを伏せて置くようになったとき
- 身なりに気を使うようになった → 身なりの変化に気づいたとき
- 車内や部屋に見慣れないものがある → 車や部屋に残るもの
- 説明のつかない支出がある → 家計の中の説明がつかない支出
- 給油や走行距離が変わった → 給油の間隔と走行距離から分かること
- 態度が変わった → 態度が変わったと感じたとき
- 会話が減った → 夫婦の会話が減ったとき
- 夫婦の関係そのものが変わった → 夫婦関係の変化と浮気の関係
- SNSの使い方が変わった → SNSから分かること、分からないこと
並べてみると分かりますが、どれも単体では日常の中に埋もれます。帰りが遅いだけの月も、身なりが変わっただけの月もあります。
重なりを見る
意味を持つのは、複数の変化が同じ時期に始まっているかです。
- いつごろから変わったか
- 複数の領域にまたがっているか
- 特定の曜日に偏っているか
- 繰り返し起きているか
時間の変化だけなら仕事の説明がつきます。時間と支出と持ち物が同じ時期に変わっていれば、意味が変わります。
たとえば、帰宅が遅くなったのが4月からで、身なりが変わったのも4月、説明のつかない支出が出始めたのも4月。この三つがそろって初めて、仕事という説明では収まらなくなります。逆に、帰宅が遅くなったのが4月で、身なりが変わったのが去年の秋なら、別々の出来事として見たほうが自然です。
その日に何があったかではなく、繰り返しているかどうかを見ます。
並べ方は曜日と時間帯の規則性の見つけ方、記録の取り方は行動の記録の取り方にまとめました。
重なりを書き留める手順
該当数を数える代わりに、次の順で手を動かしてみてください。
まず、気になった変化を思いつく順に書き出します。このときは日付を気にしなくてかまいません。次に、それぞれの横に「いつごろから」を書き足します。先月から、去年の秋から、はっきりしないなら空欄のままで結構です。
そのうえで、時期の近いものだけを集めます。同じ月の前後に固まったものが3つ以上あれば、そこから先は日付をつけて記録していきます。時期がばらばらなら、それぞれ別の理由で起きたと考えるほうが自然です。
書き出す段階で、理由の推測は書きません。
「残業が増えた」までにして、「浮気だから」と書かない。推測を混ぜると、あとで見返したときに事実と区別がつかなくなります。
記録を始めたあとは、週に一度まとめて見返す程度で足ります。毎日読み返すと、変化のない日まで意味があるように見えてきます。
しずく書き出してみると、気になっていたことが2つか3つしかなかった、ということもよくあります。
別の説明を先に潰す
判断を誤らないために、先に確認することがあります。
- 仕事の繁忙期や異動の時期ではないか
- 健康状態に変化はないか
- 家族や親のことで負担が増えていないか
- 季節的な要因はないか
これを潰しておくと、残ったものの意味がはっきりします。たとえば帰宅が遅くなった時期と異動の時期が重なっているなら、時間の変化は説明がついたことになります。残った支出や持ち物の変化だけを見ればよくなるので、確かめる範囲が狭くなります。
逆に、どれにも当てはまらないまま複数の領域が同じ時期に変わっているなら、記録を続ける段階に入ります。
確認といっても、勤務先に問い合わせたり、周囲に聞いて回ったりしないでください。日ごろの会話の中で分かることと、手元の書類で分かることだけで足ります。年度の変わり目、繁忙期、人事の時期は、たいてい本人が何かしら口にしています。
しずく別の理由が見つかることも普通にあります。それが分かるだけでも、記録を取った意味があります。
なお、疑いを持っていると判断が偏ります。当てはまる日は記憶に残り、当てはまらない日は流れていきます。思い過ごしかどうかを自分で判断する難しさをご覧ください。
記録に落とす手順
一覧を眺めるのをやめて、紙かメモに移すところから始めます。
- 気になった変化を、いつ気づいたかと一緒に書き出す
- その日から毎日、帰宅時間と外出の有無だけを1行で残す
- 二週間ためてから、曜日ごとに並べ替える
- 別の説明がつく日に印をつけ、残った日だけを見る
二週間ためるところまで来ると、数えていたときとは見え方が変わります。偏りがあれば曜日に出ますし、何も出てこなければ、それも分かったことのひとつです。
何から手をつけるか迷うなら、浮気を疑い始めたら最初にやることから読んでみてください。やってはいけない行動のほうを先に押さえておくと、手が滑るのを防げます。当てはまる項目を数え直したくなったら、その前に一行だけ書き留めてみてください。
二週間分の記録が溜まったら、その時点で相談の材料は揃っています。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
