- 気づきやすい変化
- 変化として見る点
- 中を見ようとする前に
- 代わりに見られること
最も気づきやすく、そして最も踏み込みやすい場所です。
気づきやすい変化
相談として多いのは次のような変化です。
- 画面を伏せて置くようになった
- 通知を非表示にした
- 手放さなくなった。風呂や手洗いにも持っていく
- 着信のとき部屋を出る
- ロックの方法を変えた
ひとつだけでは判断できません。仕事の事情や、単に習慣が変わっただけということもあります。
しずくスマホの扱いは、本人の意識より先に変わります。だから気づきやすいのですが、それだけでは決まりません。
変化として見る点
見るのは中身ではなく、扱い方が変わった時期です。
- いつごろから変わったか
- 通知が来る時間帯に偏りがあるか
- 部屋を出る曜日に規則性はあるか
- 他の変化と時期が重なっているか
大事なのは、他の変化と時期が重なっているかです。スマホの扱いだけが変わったのか、外出の頻度や支出の変化と同じ時期なのか。複数が同じ時期に始まっていれば、意味が変わります。
たとえばメモには「6/3 夕食中に着信、ベランダへ。10分」「6/10 同じく水曜、廊下で通話」のように書いていきます。ひと月分たまったところで曜日ごとに並べると、水曜の夜だけ部屋を出ている、といった偏りが見えることがあります。偏りがなければ、それもひとつの結果です。
記録の取り方は行動の記録の取り方、並べ方は曜日と時間帯の規則性の見つけ方にまとめました。
中を見ようとする前に
ここが分かれ目になります。手が届く場所にあるため、踏み込みたくなります。
法律上の扱いは、見方によって変わります。
- 相手のIDとパスワードで別の端末からログインする
→ 不正アクセス行為の禁止等に関する法律の要件に当てはまり得ます。 罰則は第11条により3年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金
- 手元の端末のロックを解除して直接見る
→ 電気通信回線を通じた利用にあたらないため、条文上はこの法律の対象外と解されます
ただし、対象外であることと法的に問題がないことは同じではありません。プライバシーの侵害として民事上の責任を問われる余地は残ります。
詳しくは配偶者のスマホを見るのは違法かにまとめました。
法律の話とは別に、見たことが伝わる経路があります。
既読がつく、ログイン通知が届く、操作の痕跡が残る、動揺が態度に出る。
そして一度警戒されると、扱いがさらに厳しくなります。ロックを変えられ、通知を切られ、持ち歩きが徹底される。見えていたものが見えなくなります。
しずく見たいという気持ちが強いときほど、その後どうなるかまで考えが回りません。
代わりに見られること
中を見なくても、扱いの変化そのものが記録になります。
- 通知や着信のあった時間帯
- 部屋を出た日と時間
- 持ち歩き方が変わった時期
- 他の変化との重なり
これらは法律に触れることなく残せます。そして、行動の記録と重ねたときに意味を持ちます。
書くときは、見えたことだけにしてください。「誰かと話していたようだ」ではなく「21時、着信のあと寝室へ。15分で戻る」。推測を混ぜずに残しておくと、あとで読み返したときに自分の思い込みと区別できます。書いたメモそのものが見つからないよう、置き場所も考えておいてください。
相談の場では、いつから疑っているか、曜日と時間帯の規則性が聞かれます。スマホの扱いが変わった時期は、その材料のひとつになります。
手元でできること全般は夫の浮気を自分で確かめる方法と、その限界、妻の場合は妻の浮気を確かめる前に知っておくことをご覧ください。
扱いが変わった時期を押さえたら、それ以上は端末の外から確かめることになります。
隠しているのがいつものスマホではなく、見覚えのない別の端末だった場合は、スマホが2台あったときの見分け方を先に読んでおいてください。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(e-Gov法令検索)
