- なぜ規則性を見るのか
- 並べ方
- 見誤りやすいところ
- 見えたあとにできること
記録を取り始めた方から、次に何を見ればいいのかと聞かれることがあります。
なぜ規則性を見るのか
一日単位で眺めていても判断できません。
一度の遅い帰宅は珍しくありません。
意味を持つのは、同じ条件が繰り返されているかどうかです。
繰り返しには理由があります。相手にも都合があって、会える日は限られる。だから偏りが出ます。
しずく怪しい日を探すのではなく、全部を並べて眺めてください。見え方が変わります。
並べ方
難しい作業は要りません。記録を曜日ごとに分けて並べ、帰宅時間を横に並べる。外出の理由として言われたことも並べて、月をまたいで比べます。
紙に手書きで十分です。表計算ソフトを使うなら、共有のパソコンや同期されるクラウドは避けてください。
たとえば、ノートを見開きで使い、左のページに月曜から日曜までの列を作ります。帰宅が遅かった日にはその時刻を、外出した日には出た時刻と戻った時刻を書き込む。右のページには、その日に言われた理由をそのまま写しておきます。一か月分がたまると、列ごとの書き込みの濃さが目で分かるようになります。
見えてくるのは次のようなことです。
- 特定の曜日に集中していないか
- 時間帯が揃っていないか
- 同じ理由が繰り返されていないか
- ある時期から頻度が変わっていないか
見落とされやすいのが3つめです。理由そのものより、同じ理由が何度も出てくることに意味があります。
見誤りやすいところ
ここが肝心です。規則性を探していると、無いものまで見えてきます。
- 2回続いただけで確信する
- 当てはまる日だけ数え、当てはまらない日を忘れる
- 別の説明がつく変化を除外してしまう
- 仕事の繁忙期など、外的な要因を見ない
とくに起きやすいのが、当てはまる日だけを数えてしまうことです。疑いを裏づける日は記憶に残り、そうでない日は流れていく。だから記録を残して、全部を並べます。
記録は、疑いを裏づけるためではなく、自分の思い込みと事実を切り分けるためにつけます。
外的な要因も確かめてください。決算期、人事異動の時期、季節的な繁忙期。生活の変化には別の説明がつくことがあります。
去年の同じ月の手帳や写真の日付が残っていれば、比べてみてください。毎年この時期に遅くなっているなら、偏りの理由は仕事の側にあるかもしれません。去年は無かった偏りが今年だけ出ているなら、それも書き留めておく意味があります。
しずく「思い過ごしだった」という結論も、記録があるから出せます。どちらの結論にも価値があります。
見えたあとにできること
並べ替えても偏りが出てこないこともあります。その場合に軸を変える方法は浮気の規則性が見えないときに書きました。不規則だという記録そのものにも意味があります。
偏りが見えてきたら、他の要素と重ねます。給油の間隔や走行距離の変化、家計の中の説明がつかない支出、持ち物や服装の変化。
支出の日付と外出の日付が重なっていれば、そこに意味が出てきます。見方はそれぞれ給油の間隔と走行距離から分かることと家計の中の説明がつかない支出にあります。
そして、ここから先に自分で踏み込もうとすると壁があります。行き先を確かめようとして相手の端末を見る、持ち物に位置情報の機器を付ける。どちらも条文が関わってきます。詳しくは配偶者のスマホを見るのは違法かに書きました。
踏み込まずに済ませるなら、偏りが見えている状態そのものが相談の場で大きな材料になります。どこを何時間見ればよいかが決まるからです。書き方に迷ったら行動の記録の取り方に戻ってみてください。
偏りが見えている状態は、依頼したときに最も効きます。どこを何時間見ればよいかが決まっているぶん、時間が短くて済みます。
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