- 記録が必要な理由
- 何を書くか
- 何を書かないか
- 記録する端末に気をつける
- どこまで続けるか
最初にできて、最後まで使えるのが記録です。やり方をまとめます。
記録が必要な理由
疑いを持ってから時間が経つと、記憶のほうが変わっていきます。
記憶は、疑いの強さに引きずられて形を変えます。
疑い始めると何を見ても根拠に見え、逆に認めたくない気持ちが強いと、 はっきりした変化も見落とします。
日付と事実だけを残しておけば、後から見返したときに思い込みと事実を切り分けられます。記録の第一の目的はそこにあります。
しずく自分のためにつける記録です。誰かに見せる前提で書かなくて大丈夫です。
何を書くか
確認できる事実だけを書きます。
- 日付と曜日
- 帰宅した時間、出かけた時間
- 外出の理由として言われたこと
- 見えた変化(服装、持ち物、車の状態)
- 説明のつかない支出に気づいた日
短くて構いません。「火曜 23時帰宅 残業と」「土曜 14時から4時間外出 買い物と」。この程度の一行で十分です。
一週間分を並べると、たとえばこうなります。
- 月 19時帰宅
- 火 23時帰宅 残業と
- 水 19時帰宅
- 木 20時帰宅
- 金 24時帰宅 飲み会と
- 土 14時から4時間外出 買い物と
- 日 在宅
これだけでは何も分かりません。ただ、同じ形で数週間続けると、火曜だけが毎週遅いといった並びが見えてきます。
狙いは、その日に何があったかではなく、繰り返しているかどうかを後から見えるようにすることです。一度の遅い帰宅は珍しくありませんが、特定の曜日に集中していれば話が変わります。
並べ方は曜日と時間帯の規則性の見つけ方にあります。
何を書かないか
感想と推測は書きません。そのとき感じたこと、相手への評価、推測や決めつけ、誰かから聞いた話の解釈。どれも残さないでください。
理由は2つあります。感情が混ざると、後から読み返したときに事実が見えにくくなること。そしてもうひとつ、記録そのものが自分を追い詰めることがあるからです。
毎日つらい気持ちを書き続けると、読み返すたびに消耗します。日付と事実だけなら、淡々と見返せます。
しずく書くこと自体がしんどくなったら、頻度を落として構いません。続けられる形にしてください。
記録する端末に気をつける
ここを間違えると、記録そのものが伝わる経路になります。
- 共有のクラウドに同期していないか
- 家族と同じアカウントでログインしていないか
- 通知が別の端末に出ないか
- 共有のパソコンに保存していないか
写真アプリやメモアプリの同期で、相手の端末に表示されてしまうことがあります。書く前、撮る前に設定を確かめてください。
紙の手帳に書くなら、置き場所まで決めておきます。ブラウザの検索履歴も同じです。共有の端末で調べていると、そこから気づかれます。
どこまで続けるか
書き始めるのが遅れたと感じていても、問題はありません。思い出せる範囲で過去の分を書き足してもかまいませんが、その行には「あとから思い出して書いた」と分かる印をつけておいてください。その日に書いたものと区別しておくと、見返すときに迷いません。
決まった期間はありませんが、曜日の偏りが見えるまでで数週間から1か月、月ごとの支出の変化が見えるまでで2か月ほどが目安です。
ただし、続けること自体が負担になっているなら無理をしないでください。毎日相手の行動を記録するのは、想像以上に消耗します。
記録が続けられないと感じたなら、それも相談に進む理由のひとつです。
この記録は、相談することになったときにもそのまま使えます。いつから疑っているか、曜日と時間帯の偏り、行き先の心当たり。相談の場では必ず聞かれる内容です。
ほかに揃えておく項目は相談前に手元にまとめておく4つのことに、手元でできること全般は夫の浮気を自分で確かめる方法と、その限界にまとめました。まず今日の分から、一行書いてみてください。
記録が続かないと感じた時点で、相談に進む理由は足りています。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
