- 無料でできることは意外に多い
- 具体的にできること
- どこから費用が必要になるか
- 無料の範囲で終わる場合もある
費用の話をする前に、かけずにできる範囲を確認しておきます。
無料でできることは意外に多い
調べるには費用がかかる、と考えて止まってしまう方がいます。実際には、お金をかけずにできることが先にあります。
費用が必要になるのは、自分では手が届かない範囲に入ってからです。
その手前でできることを尽くしておくと、結果として費用も下がります。
しずく先に無料の範囲をやっておくと、依頼するかどうかの判断もしやすくなります。
具体的にできること
記録を取る
日付と事実だけを書き留めます。費用はかかりません。
- 帰宅と外出の時間
- 言われた理由
- 気づいた変化
「14日 木 23時50分 残業と言われた」。一行で済ませて構いません。手帳でも紙のメモでも足ります。スマホに残すなら、共有のクラウドや家族と同じアカウントに同期されない場所を選んでください。
何も気づかなかった日も、印だけは付けておきます。変化のない日が並んでいることが、後で偏りを見るときの基準になります。
やり方は行動の記録の取り方にまとめました。
規則性を確かめる
数週間分がたまったら、曜日ごとに並べます。特定の曜日に集中していないか、時間帯が揃っていないかを見ます。
紙に曜日ごとの欄を作って、帰宅時刻を書き写すだけで十分です。4週間ほど並べると、木曜だけ遅い、月末に外出が増える、といった寄りが見えてくることがあります。
曜日と時間帯の規則性の見つけ方に詳しく書きました。
家計と車の記録を見る
自分も名義人である口座やカード、自宅に届く明細の範囲で確認できます。給油の間隔や走行距離も同様です。
たとえば、普段の通勤だけなら2週間もつはずの給油が、週に一度になっている。説明のない現金の引き出しが、同じ曜日に続いている。どちらも、外出の記録と日付を重ねると意味が出てきます。
相手名義の口座や、相手のIDでしか見られない明細に入ることは避けてください。手元に届いている範囲だけで足ります。
家計の中の説明がつかない支出と給油の間隔と走行距離から分かることにまとめています。
相談する
相談そのものは無料としている事務所が多くあります。話を聞いたうえで進めない判断もできます。
相談のときに、ここまでの記録を持っていくと話が早く進みます。いつから違和感があるか、曜日や時間帯に寄りがあるか、分からない時間帯はどこか。この3つが伝われば、調べる日と時間の見当がつき、見積もりも具体的になります。
どこまでが無料かは無料相談はどこまで無料なのかに書きました。
どこから費用が必要になるか
境界は明確です。
- 対象者の行動を実地で確認する
- 移動先を追う
- 記録として残る形で撮影する
- 報告書の形にまとめる
探偵業の業務の適正化に関する法律の第2条は、探偵業務を面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その結果を依頼者に報告する業務と定義しています。
この「実地の調査」が、自分ではできない部分にあたります。
自分でやろうとすると、顔を知られているため気づかれます。
そして一度警戒されると行動が変わり、その後は誰が調べても難しくなります。
なぜ自分では難しいかは自分で尾行して失敗する典型パターンで説明しています。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
無料の範囲で終わる場合もある
記録を続けた結果、依頼しない判断になることもあります。
- 記録を並べたら、思い過ごしだと分かった
- 別の説明がつく変化だった
- 目的を考えたら、確かめなくてもよいと思えた
目的を考えたら確かめなくてよいと思えた、というのも実際にあります。何を望んでいるかを整理した結果、事実の確定が要らなかったと気づく場合です。
無料の範囲をいつまで続けるかも、先に決めておくと迷いが減ります。たとえば2か月記録して、寄りが見えなければ一度だけ相談して話を聞く。寄りが見えたら、その曜日と時間帯を持って相談する。区切りがないまま続けると、記録を取ること自体が毎日の重荷になっていきます。
しずく確かめないという結論も、記録があるから出せます。無駄にはなりません。
判断が偏る仕組みは思い過ごしかどうかを自分で判断する難しさ、進める順序は確かめる順序をご覧ください。
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
