- 配偶者相手は条件が悪い
- 起きやすい失敗
- 失敗したときに失われるもの
- 代わりにできること
自分で確かめようとして、最初に思いつく方法のひとつです。ただ、条件が揃っていません。
配偶者相手は条件が悪い
他人を追う場合と決定的に違う点があります。
顔を知られています。
一度でも視界に入れば、そこで終わります。他人であれば紛れられる場面でも、通用しません。
車も同じです。ナンバーも車種も知られているため、後ろにいれば気づかれます。
しずくプロがやっていることを個人でなぞれない最大の理由が、この一点です。
起きやすい失敗
相談として多いのは、次のようなパターンです。
- 同じ車で追い、信号待ちで気づかれた
- 距離を詰めすぎて視界に入った
- 待っている場所を知られた
- SNSで探りを入れたことが伝わった
- 共通の知人に聞いたことが本人に届いた
- 動揺して行動が不自然になった
SNSで探りを入れることと、共通の知人に聞くこと。この2つは尾行そのものではありませんが、同じ結果を招きます。周囲に聞いて回ると、経路が読めない形で本人に伝わります。
動揺が行動に出ることも見落とされがちです。追っている最中は平静を保てても、帰宅後の態度に出ます。相手はこちらをよく知っているので、すぐ違和感に気づきます。
失敗したときに失われるもの
ここが本題です。
- 相手の行動パターンそのもの
- 連絡の取り方
- 会う場所と時間帯
- その後に確かめる機会
一度警戒されると、相手は行動を変えます。連絡手段を変え、会う場所を変え、時間帯を変える。
費用と手間は後からやり直せます。
警戒された事実だけは取り消せません。そして、その後は誰が調べても難しくなります。
自分で動くことの本当のコストは、ここにあります。失敗したときに元の状態に戻れないことです。
しずく「まず自分でやってみて、無理だったらプロに」と考える方が多いのですが、順番としては逆になりやすいです。
法律の面でも線がある
方法の問題とは別に、条文が関わる場面があります。
- 追跡の途中で他人の敷地に立ち入る
→ 刑法第130条の住居侵入等。3年以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金
- 同じ場所で待ち続ける
→ ストーカー規制法第2条第1項一号が「見張り」を挙げている。ただし柱書に感情要件がある
詳しくは自分で尾行するのは法律上どうなのかにまとめました。
なお探偵に依頼した場合でも、探偵業法第6条により、他の法令で禁止または制限されている行為ができるようになるわけではありません。違うのは方法と体制です。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
代わりにできること
追わなくても分かることがあります。
- 帰宅時間と外出の記録を残す
- 曜日と時間帯の規則性を確かめる
- 給油の間隔や走行距離の変化を見る
- 家計の中で説明がつかない支出を確認する
中心になるのは曜日と時間帯の偏りです。その日に何があったかより、繰り返しているかどうかを見ます。偏りが見えていれば、後から専門家に渡すときにも役立ちます。
追いかけたくなる日は、たいてい「今日こそ何かある」と感じた日です。その気持ちが出たら、後をつける代わりに、その日の出た時刻と言われた理由をメモしてください。帰ってきたら帰宅時刻を足します。
数週間それを続けると、追いかけたかった日がどの曜日に集まっているかが分かります。尾行して分かるのは、うまくいってもその1日のことです。記録なら、気づかれる心配をせずに何週分も並べられます。
記録の取り方は夫の浮気を自分で確かめる方法と、その限界、妻の場合は妻の浮気を確かめる前に知っておくことにまとめています。
記録を続けても先が見えないと感じたときが、相談を考える段階です。頼むかどうかで迷っている場合は浮気調査を頼むか迷っている人へをご覧ください。
自分で動いたことが裏目に出る流れは浮気の証拠集めで状況が悪化するケースにも整理しました。
- 刑法(e-Gov法令検索)
- ストーカー行為等の規制等に関する法律(e-Gov法令検索)
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
