- まず落ち着く時間をとる
- 最初にやること
- 最初にやらないこと
- 次に進む目安
何かがおかしい。でも何がおかしいのか説明できない。そういう段階です。
まず落ち着く時間をとる
疑いが浮かんだ直後は、いちばん動きたくなります。そして、いちばん判断を誤りやすい時期でもあります。
最初の数日で取った行動が、その後の選択肢を決めてしまうことがあります。
急いで動いて得られるものは、ほとんどありません。
しずく今日中に確かめなければならないことは、たぶんありません。一度呼吸を置いてください。
最初にやること
記録を始める
今日から、日付と事実だけをメモします。
- 帰宅した時間、出かけた時間
- 言われた理由
- 気づいた変化
感想は書きません。理由は2つあります。読み返すたびに消耗するのを避けるためと、事実が見えにくくなるのを防ぐためです。
やり方は行動の記録の取り方にまとめました。
書くのは一行で構いません。「火曜 23時40分 残業と」。この長さが続けやすく、後から並べたときにも使えます。書けない日は印だけ残しておいてください。
思い出せる範囲をさかのぼる
いつから違和感があったのかを書き出します。正確でなくて構いません。「たぶん先月あたり」という程度で十分です。
手がかりは手元に残っています。自分のカレンダー、家計の記録、写真の日付、共有している明細。そのあたりを見ていくと、変わり始めた時期がだいたい絞れます。ここでは日付の記録と、記憶で書いた分を混ぜないでおいてください。後から読み返すときに、確かめたことと思い出したことが区別できなくなります。
記録する場所を決める
共有のクラウドに同期していないか、家族と同じアカウントでログインしていないかを確認します。写真アプリやメモの同期で、相手の端末に表示されることがあります。
紙に書くなら置き場所まで決めておきます。ブラウザの検索履歴も同じです。共有のパソコンやタブレットで調べていると、そこから伝わります。
調査そのものより、この経路から気づかれるほうが多いです。
最初にやらないこと
最初にやってはいけない行動があります。どれも、一度やると戻せません。
- 問い詰める
- 相手の端末を見る
- 周囲に聞いて回る
- 後をつける
- 位置情報の機器を付ける
なかでも多く、影響が大きいのが問い詰めることです。一度警戒されると行動が変わり、その後は誰が調べても難しくなります。
端末を見ることと位置情報の機器を付けることは、法律が関わってきます。それぞれ配偶者のスマホを見るのは違法かと車にGPSや紛失防止タグを付けるとどうなるかに書きました。
周囲に聞いて回るのも避けてください。共通の知人に聞くと、経路が読めない形で本人に伝わります。誰が誰と話すかを、こちらから決めることはできません。
家族や友人に話すこと自体を止める必要はありませんが、相手を選ぶところまでを先に考えておいてください。判断のしかたは家族や友人に相談するかどうかに書きました。
しずくどれも「確かめるため」の行動です。でも結果として、確かめられない状態を作ります。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
次に進む目安
記録が数週間分たまったら、次の段階に進めます。
- 曜日ごとに並べて、偏りを見る
- 支出や走行距離と重ねる
- 別の説明がつかないかを確認する
たとえば三週間分を曜日ごとに並べてみると、「火曜 23時40分 残業と」「火曜 23時50分 残業と」「火曜 0時10分 打ち合わせと」のように、同じ曜日だけ遅い形が見えることがあります。ほかの曜日は20時前に帰っているなら、偏りとして書き留めておけます。反対に、遅い日が曜日も理由もばらばらなら、仕事の波で説明がつくこともあります。どちらに出ても、並べる前より落ち着いて考えられるはずです。
並べ方の手順は曜日と時間帯の規則性の見つけ方で順に追えます。
その先の順序は確かめる順序にまとめています。
なお、疑いを持っているあいだは判断が偏ります。疑いが強いときは何を見ても根拠に見え、認めたくないときははっきりした変化も見落とします。思い過ごしかどうかを自分で判断する難しさも合わせてお読みください。
眠れない日が続くなど、生活に支障が出ている場合は眠れない日が続くときをご覧ください。
まだ何も決まっていない段階で全体を見渡したいなら、夫や妻の浮気を疑ったらどうするに状況別の入口をまとめてあります。
