- 支出は行動より先に出る
- 見るところ
- 金額より日付
- 分からないこと
行動の変化に気づく前に、お金の流れが変わっていることがあります。
支出は行動より先に出る
行動を隠すことはできても、支出は記録に残ります。本人が意識していない部分に出ます。
しずく態度は取り繕えても、明細は取り繕えません。だから先に見えることがあります。
ただし、家計の確認は方法に注意が要ります。自分も名義人である口座やカード、自宅に届く明細を見ることと、相手名義のサービスに相手のIDとパスワードでログインすることは別の話です。
後者は不正アクセス行為の禁止等に関する法律の要件に当てはまり得ます。詳しくはクレジットカードの明細を見るのは問題ないかにまとめました。
見るところ
正当に確認できる範囲でも、見えるものはあります。
- 現金の引き出しが増えていないか
- 引き出しの曜日に偏りがないか
- 新しく始まった定期的な支出がないか
- 利用先の業種に変化がないか
- 金額の単位が変わっていないか
中心になるのは現金の引き出しと、その曜日の偏りです。カードの記録を避けて現金を使う場合、引き出しのほうに出ます。
新しく始まった定期的な支出も見ておいてください。少額でも、毎月同じ日に同じ額が出ていれば、何かが続いていることになります。
金額より日付
ここが一番の要点です。
金額の大きさより、いつ使われたかを見ます。
外出の記録と支出の日付が重なるかどうかが、判断の材料になります。
行動の記録と並べてみてください。特定の曜日に外出があり、同じ日に説明のつかない支出がある。そういう重なりが繰り返されているかを見ます。
やり方は単純です。カレンダーの日付ごとに、外出の有無と、その日の引き出しや支出を一行ずつ書いていきます。「3日(金)20時から23時まで外出。前日に引き出しあり」のような形です。1か月分並べると、外出の前日にだけ引き出しがある、外出のない週は支出も少ない、といった重なりがあれば目で分かります。重なりが出てこなければ、それもひとつの結果です。
記録の取り方は行動の記録の取り方、並べ方は曜日と時間帯の規則性の見つけ方にまとめています。
しずく一件の大きな支出より、小さな支出の規則性のほうが多くを語ることがあります。
分からないこと
明細から分かるのは、支出があったという事実までです。
- 誰と一緒だったか
- 何のための支出か
- 相手が誰か
業種だけで判断すると、思い違いが生じます。仕事の関係、他人への贈り物、自分のための買い物という可能性も残ります。
支出の記録は、疑いを確定させるものではなく、規則性を確かめる材料です。
また、家計の変化には別の説明がつく場合があります。転職、収入の変化、季節的な出費。外的な要因を先に確認してください。
説明がつくかどうかは、自分の側で確かめられるものもあります。親戚の行事、職場の付き合い、本人の趣味の出費。家族の予定表やカレンダーと照らし合わせて、説明のつくものに印をつけていくと、最後に残ったものだけが見えてきます。印のつかなかった支出が、記録を続けて見ていく対象です。
気づいた後に
支出の変化に気づくと、そこで聞きたくなります。ただ、その場で問い詰めると一度警戒されると行動が変わり、その後は誰が調べても難しくなります。
支出の管理が変わることもあります。現金に切り替えられたり、明細が届かない設定にされたりすると、見えていたものが見えなくなります。それでも見えるものは残るので、現金払いが増えた夫や妻の見分け方も読んでみてください。
記録として残しておき、他の要素と合わせて見るほうが確実です。
証拠としてどう扱われるかは条文に定めがなく、個別の判断になります。具体的な判断が必要な場合は弁護士にご相談ください。考え方は不貞の証拠として何が必要とされるのかにまとめました。
支出の記録が溜まってきたら、それは相談の場でそのまま材料になります。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
