- 子どもは気づいている
- 巻き込まないための線
- 聞かれたときに何と答えるか
- 記録と資料の扱い
- 判断の順序が変わる
確かめる作業の進め方そのものが変わるので、先に押さえておいてください。
子どもは気づいている
大人が思うより、家の中の変化は伝わっています。
- 会話の減り方
- 親同士の距離
- 誰かが不在がちになったこと
- 母親または父親の表情
隠せていると考えないほうが確実です。何が起きているか分からないまま、雰囲気だけを感じ取っている状態が最も不安定です。
しずく説明できないなら、せめて子どもの前で険悪にならない、という線だけでも意味があります。
巻き込まないための線
確かめようとするとき、子どもが情報源になりうる場面が出てきます。
子どもに聞くことは避けてください。
- 父親や母親の行動を尋ねる
- どこへ行ったか確認させる
- 親同士のどちらの味方かを問う
- 相手の悪口を伝える
行動を尋ねるのは、悪気なくやってしまいがちです。「今日パパ何時に帰ってきた?」という質問も、繰り返せば子どもは何かを察します。
そして、聞いたことは相手に伝わります。子どもは両方の親と話すためです。一度警戒されると行動が変わり、その後は誰が調べても難しくなります。
それ以上に、子どもが親の関係の中で役割を負わされることになります。これは後々まで残ります。
聞かれたときに何と答えるか
こちらが黙っていても、子どもの側から尋ねてくることがあります。最近ケンカしてるの、パパはどうして帰ってこないの、と。
その場で決めようとすると言葉に詰まるので、答え方を先に用意しておいてください。
- 大人の話であって、子どものせいではないと伝える
- 困っていることがある、とだけ認める
- 決まったことがあれば必ず伝える、と約束する
- 相手の側を悪く言わない
何も起きていないと言い切ると、感じ取っている変化と食い違うので、かえって不安が残ります。かといって内容を細かく伝える必要もありません。困りごとがあること、子どもに原因はないこと、決まったら話すこと。この3つが伝わっていれば足ります。
しずく答えを用意しておくと、急に聞かれても取り繕わずに済みます。取り繕った表情のほうが、言葉より伝わってしまいます。
記録と資料の扱い
保管場所の考え方が変わります。
- 共有の端末に記録を残していないか
- タブレットやゲーム機が同じアカウントで繋がっていないか
- 写真アプリの同期で画像が共有されないか
- 紙の資料を子どもが触れる場所に置いていないか
タブレットやゲーム機のアカウント、写真アプリの同期。この2つは見落とされがちです。子どもが使う端末に、撮影した画像がそのまま表示されることがあります。
先に確かめておく手順は短く済みます。子どもが使っている端末を開いて、写真アプリの共有アルバムとバックアップの設定を見る。動画や音楽の配信サービスに同じアカウントで入っていないかを見る。メモアプリが同期されていないかを見る。ここまでで、たいていの経路はふさげます。
記録は子どもが触らない場所に置いてください。
紙なら持ち歩くもの、端末なら自分のパスコードだけで開くものにします。
保存の仕方は見つけた証拠の残し方と、やってはいけない保存の仕方、記録の取り方は行動の記録の取り方にまとめました。
依頼した場合の書面や報告書も同様です。受け取り方を先に決めておいてください。郵便や電話で伝わる経路は探偵に頼んだことが家族に知られる経路に書きました。
判断の順序が変わる
子どもがいる場合、確かめた後の選択肢の重みが変わります。
- 確かめた結果をどう使うのか
- 家庭の形を変える判断をするのか
- 子どもにいつ、何を伝えるのか
- 生活の基盤をどうするか
確かめることより、確かめた後どうするかのほうが決めにくい場合があります。
先に考えておくと、途中で方針が揺れずに済みます。
続けるか離れるかがまだ決まっていなくても、話を聞いてもらうことはできます。確かめた後のことまで含めて相談したいなら、夫婦の問題を扱うカウンセラーがいる窓口もあります。
調べた後をどうするか決めていないとき
報告が終わった後の相談にも続けて応じるとしている探偵社です。夫婦の問題を扱うカウンセラーが在籍していて、顧問弁護士や支援団体を紹介する制度があると案内しています。拠点は札幌、仙台、山形、東京、岡山、高松、松山。関東以外にも窓口があります。続けるか離れるかを決めていない段階でも構いません。相談と見積もりは無料としています。
目的が決まっていない状態で問い詰めると、相手の反応に流されます。問い詰めるタイミングを間違えるとどうなるかにまとめました。
法的な手続きを考える場合、子どもに関する取り決めは別の論点になります。具体的な判断が必要な場合は弁護士にご相談ください。各自治体には家庭の問題について相談できる窓口もあります。
別居や離婚が決まって子どもに話す日が近づいたら、そのときの言葉は決まったことを子どもにどう伝えるかで一緒に用意できます。
何から手をつけるか迷うなら、確かめる順序から読んでみてください。リスクの低いものから順に並べてあります。
