- 連絡があるだけでは決まらない
- 見るとしたら、どこを見るか
- 昔の相手だからこそ読みにくい
- 手を出すと戻せなくなるもの
- 自分で追える範囲の終わり
スマホの通知に懐かしい名前が出た。SNSのフォローに元交際相手が戻っていた。そういう形で気づくことがあります。
連絡があるだけでは決まらない
やりとりがあるという事実だけでは、まだ何も分かりません。
連絡先が残っていること自体は、珍しいことではありません。
同窓会の連絡、共通の友人の結婚や不幸、仕事上のつながり。理由はいくつも考えられます。
ここで慌てて問い詰めると、相手の説明が先に立ちます。そして説明されてしまうと、その後は同じ話を持ち出しにくくなります。
しずく連絡があった、という一点だけで話を始めると、たいてい言い返せない形で終わります。
見るとしたら、どこを見るか
気持ちが晴れないときは、次のあたりを書き留めておいてください。
- やりとりに気づいた日付と、そのときの状況
- 連絡が続いているのか、その一度きりなのか
- 時間帯に偏りがあるか(深夜や早朝に寄っていないか)
- 名前が出たときの反応が、以前と変わっていないか
- 外出や予定の入り方が、同じ時期に変わっていないか
いちばん効くのは、続いているかどうかです。同窓会や連絡網なら、その時期に集中して、終われば止まります。特にきっかけがないまま散発的に続いているなら、書き留めておく意味があります。
もうひとつ見ておきたいのが、名前が出たときの反応です。以前は普通に話題にしていた相手の名前を避けるようになった。あるいは逆に、こちらが聞く前から説明が始まる。どちらも変化のひとつです。
書き方は浮気の記録の取り方にまとめました。日付と事実だけを書いて、感想は書かない形にしておくと、あとで見返したときに使えます。
昔の相手だからこそ読みにくい
元交際相手が絡む場合、手がかりの出方が普段と変わります。
- 初対面の段階がないので、会うまでが短い
- 共通の知人がいるため、外から自然に接点が生まれる
- 昔の話として説明がつきやすい
- SNSでつながっても不自然に見えない
出会いから関係が始まるまでの過程が外から見えないので、ふだん兆候として挙げられるもの(新しい交友の話、初めて行く店、見慣れない持ち物)が出てこないことがあります。
しずく相談でよく見かけるのは、兆候の一覧に当てはまらないので気のせいだと思った、という流れです。当てはまらないことが安心の根拠にはなりません。
SNSから読み取れることと読み取れないことは浮気はSNSで分かるかに書きました。足あとやフォローの動きを追い続けると、判断より先に消耗します。
手を出すと戻せなくなるもの
相手が誰か分かっているぶん、中身を確かめたくなります。ここは止まってください。
- 端末を勝手に開いてやりとりを読む
- IDとパスワードでログインして過去のやりとりをさかのぼる
- 共通の知人に探りを入れる
- 持ち物に位置情報の機器を付ける
不正アクセス行為の禁止等に関する法律は、第2条で「特定利用」を電気通信回線を通じて行うものに限ると定めており、第2条第4項の不正アクセス行為もいずれも「電気通信回線を通じて」を要件にしています。相手のIDとパスワードを使って別の端末からログインする行為は、この要件に当てはまり得ます。罰則は第11条で3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金と定められています。
手元の端末を直接開く場合は条文の対象外と解されますが、それで問題がなくなるわけではありません。分かれ目は配偶者のLINEを見るのは違法かに条文から整理しました。
共通の知人に聞くのも避けてください。元交際相手との関係が残っているなら、知人どうしのつながりも残っています。どの経路で伝わるかを、こちらから読むことはできません。
費用と手間は、後からやり直せます。
警戒された事実だけは取り消せません。一度連絡の取り方が変われば、その後は誰が調べても難しくなります。
自分で追える範囲の終わり
記録を続けると、いずれ同じところで止まります。連絡が続いていることは分かった。ただ、会っているのかどうかが分からない。
ここから先は作業の量が変わります。平日の昼間に張り込むには勤めを抜けることになりますし、移動を追うなら複数人での受け渡しが要ります。顔を知られている側が一人で追いかけると、目が合った時点で終わります。
連絡が続いていると分かった段階で、そこから先をどう確かめるかを聞いておくことはできます。どこに相談するか決まっていないなら、状況を話して相談先を考えてもらう窓口があります。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
渡すかどうかを決めていなくても、次のことは先にまとめておいてください。
- いつごろ連絡に気づいたか
- やりとりが続いている頻度と時間帯
- 相手について分かっていること(呼び名、住んでいた地域、共通の知人がいるか)
- こちらの様子から気づかれていそうな言動があったか
相談することになればそのまま使えますし、まとめる過程で、自分が何を確かめたいのかがはっきりします。
なお、窓口に問い合わせをすると、そのあとに電話で状況を聞かれるのが一般的です。フォームを送って終わりにはなりません。出られない時間帯があるなら、先に伝えておいてください。
昔の相手だから、という理由で判断を急がないでください。確かめる手順そのものは、相手が誰であっても変わりません。
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(e-Gov法令検索)