- 先に上限を決める
- お金の出どころごとに気をつけること
- 戻ってくる前提で組まない
- 必要な額を小さくする
- 払い方と時期を書面で確かめる
相談してみようと決めたところで、費用をどこから出すのかを考えた途端に手が止まる。家計は夫婦で一緒に管理していて、自分の口座にはそれほど残っていない。そういう方は少なくありません。
金額そのものは事務所と条件で変わるので、このサイトでは示していません。ここでは、いくらであっても使える準備の順序を書きます。
先に上限を決める
最初に決めておきたいのは、ここまでなら出せるという上限です。見積もりを見てから考えると、提示された金額に気持ちが引っぱられます。
上限を考えるときは、生活費と子どもにかかるお金を先に外してください。そのうえで、残りを全部使い切る額にはしないでおきます。調査の途中で延長を勧められることもありますし、確かめた後に弁護士へ相談する費用がかかることもあります。
上限は、払い終えた後も暮らしが回る額で決めます。
確かめた後のほうが、お金のかかる判断が続きやすいからです。
しずく上限は誰かに見せるものではないので、少なめに置いておいて構いません。足りなければ後から考え直せます。
お金の出どころごとに気をつけること
どこから出すかによって、気をつけることが変わります。
- 自分名義の貯金:通帳の記帳や、アプリの入出金の通知が家族の目に触れないか
- 夫婦で使う家計:残高の減り方や引き出しの記録から気づかれないか
- 親や兄弟に借りる:事情をどこまで話すか、誰まで伝わるか
- ローンやカードの借入れ:返済が何か月続くか、郵便や通知が自宅に届かないか
自分名義の貯金から出せるなら、それがいちばん身動きが取りやすい形です。それでも、通知の届き先がスマホの共有設定につながっていたり、通帳を家族が見られる場所に置いていたりすると、そこから伝わります。
夫婦で使う家計から出す場合は、いつもと違う引き出しが一度に出ると目立ちます。家計の管理を相手もしているなら、なおさらです。
親や兄弟に借りる場合は、話した内容がどこまで広がるかを先に考えておいてください。心配してくれる人ほど、相手に直接何か言ってしまうことがあります。
借入れは、調査が終わった後も返済が残ります。気持ちが落ち着かない時期に返済まで抱えると、そのあとの判断を急ぎたくなります。借りてまで始めるかどうかは、いちばん最後に考えてください。
戻ってくる前提で組まない
後で相手方に請求すれば取り戻せるのでは、と考える方もいます。ただ、調査の費用が請求に含められるかどうかは条文に定めがなく、個別の事案での判断によります。請求そのものをしない選択をすることもありますし、話し合いがまとまるまでに時間もかかります。
条文で確かめられる範囲は浮気調査の費用は慰謝料で回収できるかに書きました。予算は、戻ってこなくても困らない額で組んでおくほうが安全です。
必要な額を小さくする
調査の費用は、どれだけの時間、何人で動くかで大きく変わります。手元の記録で相手が動く曜日や時間帯が絞れていれば、そこに寄せて頼めるので、必要な時間が短くなります。
お金を用意するのと同じくらい、記録をつけておくことが準備になります。外出の日付と帰宅時間、言われた理由を、日付と事実だけで書き留めておいてください。
しずく相談で多いのは、用意できた額では足りないと思い込んで、相談そのものをやめてしまうケースです。予算を言えば、その範囲で何ができるかを返してもらえます。
予算を相手に伝えてよいのか迷うなら、探偵に予算を先に伝えてよいかを読んでみてください。伝え方と、収まらないと言われたときの進め方を書いています。
払い方と時期を書面で確かめる
用意する額が決まっても、いつ払うのかで家計の動き方が変わります。契約時に一部、終わってから残りという形もあれば、先に全額という形もあります。
探偵業の業務の適正化に関する法律の第8条第1項は、契約の前に書面を交付して説明すべきこととして、対価その他依頼者が支払う金銭の概算額及び支払時期を挙げています。いつ、いくらくらい出ていくのかは、契約の前に書面で示されるものです。
分割や現金に対応しているか、明細にどう載るかは事務所ごとに違います。聞いておくことは浮気調査の支払い方法にまとめました。
相談するときに伝えること
相談のときは、用意できる上限と、どこまで分かれば十分かを一緒に伝えてください。問い合わせの後には、内容を確かめる電話がかかってきます。出られる時間帯を備考欄に書いておくと、行き違いが減ります。
用意できる額が先に決まっていれば、その範囲で組める事務所を探すほうが早く進みます。どこに相談するか決まっていないなら、条件を伝えたうえで合う事務所を案内してくれる窓口があります。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
お金の準備ができていなくても、記録をつけることは今日から始められます。上限を決めて、記録を手元に置いてから、相談するかどうかを決めても遅くありません。
親やきょうだいに援助を頼むかもしれず、どこまで事情を話すかで迷っているなら、探偵に依頼する前に家族に話すかを読んでみてください。話す相手と範囲の決め方を書いています。
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)