- 抵抗があるのは自然なこと
- 話す相手による違い
- 全部を話さなくてよい
- 話す前に手元でできること
相談すればよいと分かっていても、そこで止まる。この段階が一番長引く方は多いです。
抵抗があるのは自然なこと
夫婦のことは、本来なら外に出さない話です。それを他人に説明するのだから、抵抗があって当然だと思います。
- 家庭の問題を外に出すことへの罪悪感
- 自分に落ち度があったと思われそう
- 同情されるのがつらい
- 話すことで現実になってしまう気がする
いちばん重いのは、話すことで現実になってしまう気がする、という感覚かもしれません。言葉にしないうちは、まだ思い過ごしかもしれないと思える。
しずく話しても事実は変わりません。ただ、そう感じること自体は自然だと思います。
話す相手による違い
誰に話すかで、抵抗の質が変わります。
- 家族や友人。関係が続くため、後々まで残る
- 相談窓口や事務所。業務として聞く相手で、関係が続かない
身近な人に話すほうが心理的には近く感じますが、その後の付き合いに影響します。相手が配偶者と面識がある場合、伝わる経路にもなります。
一方、事務所や窓口は業務として聞く相手です。探偵業の業務の適正化に関する法律の第10条第1項は、業務に従事する者に対し、業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないと定めており、業務に従事する者でなくなった後も同様としています。
身近な人に話すより、業務として聞く相手のほうが話しやすい場合があります。
関係が続かないことが、この場面では利点になります。
秘密の扱いについては探偵に話した内容はどこまで守られるのかにまとめました。
全部を話さなくてよい
最初から全部を打ち明ける必要はありません。
聞かれるのは、調査ができる状況かどうかを判断するための情報です。いつから疑っているか、行動に規則性があるか、といった事実の部分が中心になります。
- 夫婦関係の細かい経緯
- 感情的な部分の全部
- 過去の出来事のすべて
答えたくない項目があれば、答えたくないと伝えて構いません。分からない、言いたくない、という回答も含めて話は進みます。
しずく事実だけを淡々と伝える形で十分です。気持ちの部分まで説明する必要はありません。
話し始めの一言が出てこないなら、「最近、帰りが遅い日が続いていて、確かめたいかどうかも決めていません」くらいで構いません。決めていないことは、決めていないと言えば伝わります。聞く側はそこから質問を重ねてくるので、答えられるところだけ答えていけば形になります。
家族や友人に話すほど身近ではなく、それでいて事情を説明しなくても分かってくれる相手。業務として聞く窓口は、その間にあります。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
話す前に手元でできること
いきなり話すのが難しい場合、書き出す作業から始める方法があります。
日付と事実だけをメモに残していく。何曜日に帰りが遅いか、外出の理由に共通点があるか。これは誰にも見せなくてよいものです。
書き出すと、もうひとつ助けになることがあります。書いているうちに、自分の思い込みと事実が分かれてきます。疑い始めると何を見ても根拠に見え、逆に認めたくない気持ちが強いと明確な変化も見落とします。日付と事実だけを並べると、そのどちらからも少し距離が取れます。
記録の取り方は夫の浮気を自分で確かめる方法と、その限界に、相談前に整理する項目は相談前に手元にまとめておく4つのことにまとめています。
書き出すといっても、日記のように書く必要はありません。たとえば「10月2日(木)22時40分帰宅。残業と言っていた」「10月5日(日)昼から外出。理由は聞いていない」。一行ずつ、このくらいで足ります。書くのがつらい日は、空けたままにしておいて構いません。
書き出したものがあれば、話すときもそれを見ながら進められます。口に出すのがつらい部分は、メモを読み上げるだけで済みます。
電話やメールで話すのがどうしても重いなら、メモを見せながら顔を合わせて話すほうが楽な方もいます。言葉に詰まっても、紙を指させば相手が読んでくれます。関東にお住まいなら、会って話を聞いてもらえる窓口もあります。
会って話せる場所を探しているとき
横浜と立川に営業所があり、相談のための部屋を調査の営業所とは別に設けている探偵社です。代表は女性で、会社概要のページには営業所ごとの届出番号が載っています。対応地域として挙げているのは東京・神奈川・埼玉・千葉です。会いに行くのが難しい事情があるなら、問い合わせのときに先に書いておいてください。
話すかどうかは、メモがたまってから決めても遅くありません。今夜は一行書くだけで十分です。
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
