- どういう形か
- 総額が先に決まる利点
- 確認しておかないと食い違う点
- 判断の仕方
総額が先に見えるため、選ばれやすい形です。ただ、確認すべき項目があります。
どういう形か
決めた時間分をまとめて契約する形です。「20時間パック」のように、時間の枠で区切られます。
時間料金制が使った分だけなのに対し、パック料金は枠を買う形になります。
しずく枠の中で動く、という前提を押さえると、あとの注意点が理解しやすくなります。
総額が先に決まる利点
支払う金額が事前に分かることは、実際に大きな意味があります。
- 予算が立てられる
- 途中で総額が膨らむ不安がない
- 家計から出せるかを先に判断できる
時間料金制だと、どこまで伸びるか分からないという不安が続きます。その点が解消されます。
確認しておかないと食い違う点
ここが本題です。
- 枠を使い切らなかった場合どうなるか
- 枠内で結果が出なかった場合どうなるか
- 枠の有効期限はあるか
- 調査員の人数は枠に含まれるか
- 車両費、機材費、交通費は別か
- 報告書の作成費は含まれるか
いちばん食い違いやすいのが、この2つです。枠を使い切らなかった場合と、枠内で結果が出なかった場合。
使い切らなかった分が返らない形もあります。
逆に、枠内で結果が出なかった場合に追加が必要になる形もあります。
どちらも「そういうもの」ではなく、契約の内容によります。先に聞いておけば分かることです。
調査員の人数が枠に含まれるかも確認してください。「20時間」が一人あたりなのか、延べの稼働時間なのかで、実際に動ける時間が変わります。尾行は複数名で交代しながら進めるのが一般的とされているため、延べで数えるなら2名で動いた1時間が2時間として引かれることもあります。同じ20時間でも、実際に張れる回数が半分になります。
有効期限も見落とされがちです。相手が動きそうな曜日に限って出張が入る、家族の行事が続いて動きが止まる。そういう時期が重なると、枠を残したまま期限が来ることがあります。期限があるなら、その長さと、期限内に動きがなかったときの扱いを聞いておいてください。延ばせるのか、残った分がそのまま消えるのかで、選ぶ枠の大きさが変わります。
そのまま聞いてよい形
遠慮して曖昧に尋ねると、答えも曖昧になります。次のまま口に出して構いません。
- 20時間というのは、延べの稼働時間ですか。調査員一人あたりですか
- 使い切らなかった分は、返ってきますか。繰り越せますか
- 枠が尽きた時点で、そこまでの分の報告はもらえますか
- 延長する場合の1時間あたりの金額は、いくらになりますか
- 車両費や機材費は、この枠の中ですか。外ですか
延長の単価は先に聞いておいてください。枠を使い切った場面では、すでに調査が途中まで進んでいます。そこで初めて延長の話になると、途中でやめる判断がしにくくなります。
聞かれて困る内容ではありません。
契約前に説明する義務がある項目なので、答えられない相手のほうが例外です。
判断の仕方
パック料金が向くかどうかは、条件によります。
- ある程度の期間をかけて確かめたい
- 予算の上限を先に決めておきたい
- 行動のパターンがまだ絞りきれていない
- 曜日と時間帯が絞れている
- 短時間で確認できる見込みがある
- 一度だけ確かめたい
規則性が見えているなら、短く済む可能性があります。その場合、大きな枠を買う必要はありません。
手元で規則性を確かめる方法は曜日と時間帯の規則性の見つけ方にまとめました。
書面で確認する
探偵業の業務の適正化に関する法律の第8条第1項は、契約前に書面を交付して説明する義務を定めており、対価その他依頼者が支払わなければならない金銭の概算額及び支払時期を説明事項に挙げています。
さらに同条第2項により、契約後の書面には調査の内容、期間及び方法が記載されます。枠の中身がどう決まっているかは、この書面で確認できます。
しずく口頭で「だいたい20時間で足ります」と言われても、書面で確認してください。
他の料金体系との違いは浮気調査の費用の仕組み、書面の見方は探偵と契約する前に確認することをご覧ください。
枠の中身は事務所ごとに違います。自分の条件で何時間必要になるかを含めて聞いてみてください。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
