- 本人に自覚がない変化
- 見る点
- 単独では判断できない
- 重ねて見る
行動より先に、見た目に出ることがあります。
本人に自覚がない変化
隠そうとする行動と違って、身なりの変化は本人に意識されません。
- 服装に気を使うようになった
- 香りが変わった
- 髪や肌の手入れが増えた
- 下着や靴を新調した
- 体型に気を使い始めた
しずく隠そうとしていないものほど、素直に状況を表すことがあります。
見る点
変化そのものより、いつから、どういう場面でを見ます。
- 変化が始まった時期
- 出かける日だけ変わるのか、いつもなのか
- 特定の曜日に偏っていないか
- 他の変化と時期が重なっているか
大事なのは、出かける日だけ変わるのか、いつもそうなのかです。休日の外出のときだけ身なりが変わるなら、そこに意味が出ます。普段から変わったのなら、別の説明もつきます。
見比べ方は難しくありません。出かける日と、出かけない日を、同じ一点だけで比べます。基準は何でも構いません。香りをつけたかどうか、靴を履き替えたかどうか。ひとつに絞って、その一点だけを日付と一緒に書き留めておきます。毎日を細かく見ようとすると続きません。
書き方の例です。「10/5(土)13時外出、香水あり」「10/6(日)終日在宅、香水なし」「10/11(土)13時外出、香水あり」。一か月ほど並べると、香りをつけるのが外出の日だけなのか、平日の出勤日も同じなのかが分かります。出勤日にもつけているなら、職場の環境の変化で説明がつくかもしれません。外出の日だけなら、その外出の時刻と言われた行き先も、同じ行に書き足しておいてください。
単独では判断できない
身なりの変化には、いくつも説明がつきます。
- 職場の環境や役職が変わった
- 健康を意識し始めた
- 周囲の影響を受けた
- 年齢による意識の変化
- 単に季節や流行が変わった
身なりの変化だけで判断すると、当たっても外れても納得できません。
見るのは、他の変化と重なっているかどうかです。
これは読者を責める話ではありません。相手の変化に理由を求めたくなるのは自然なことです。ただ、ひとつの要素で結論を出すと、そのあと動けなくなります。
別の説明がつくかどうかは、本人に聞かなくても見えてくることがあります。職場で役職が変わったのなら、帰宅時間や持ち物にも同じ時期の変化が出ます。健康を意識し始めたのなら、食事や運動の話がどこかで出ているはずです。身なりだけが変わって、ほかが何も動いていない。そのときに、はじめて引っかかりが残ります。
重ねて見る
記録に残して、他の要素と並べます。
- 外出の日付と時間
- 支出の変化。特に衣類や身だしなみに関するもの
- スマホの扱いの変化
- 帰宅時間の変化
衣類や身だしなみの支出は確認しやすいところです。自分も名義人である口座やカード、自宅に届く明細の範囲で見て、時期が重なっているかを確かめます。
見るのは金額ではなく、買った日と品目です。同じ店が繰り返し出てくるか、出かける日の前に支出が寄っていないか。金額の大きさは、もともとの買い物の癖によって人それぞれなので、そこから何かを読むのは難しいところです。
家計の中の説明がつかない支出にまとめました。
しずくひとつでは何も言えない変化も、3つ重なると意味が変わります。
記録の取り方は行動の記録の取り方、並べ方は曜日と時間帯の規則性の見つけ方をご覧ください。
気づいたときにしないこと
見た目の変化は指摘しやすいため、つい口に出したくなります。
- その場で問い詰める
- 皮肉として言う
- 周囲に相談して回る
皮肉として言うのは、自分でも気づかないうちにやってしまいます。「今日はきれいだね」という言葉に含みを持たせると、相手は察します。言葉を選んでも、言うタイミングで伝わることもあります。出かける支度の最中に褒められれば、意味は届きます。
そして一度警戒されると、身なりの変化も調整されるようになります。見えていた手がかりが消えます。
何を望んでいるかが決まってから動くほうが、選べる道が残ります。
考える順序は問い詰めるタイミングを間違えるとどうなるかと確かめる順序にまとめています。
身なりの変化が調整される前の段階が、いちばん材料が残っています。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
