- 毎晩読み返すとつらくなる
- 週に一度、決まった時間に見る
- 1か月たったら前の月と比べる
- 見返していると踏み込みたくなる
- 区切りも見返しの日に決める
- 相談の前に一枚にまとめる
記録をつけ始めると、書いたその夜にもう一度開いてしまうことがあります。読み返すたびに胸がざわついて、眠れないまま朝になる。記録そのものより、見返し方のほうで消耗している方は少なくありません。
毎晩読み返すとつらくなる
書くことと読み返すことは、分けたほうが楽になります。
書いた直後は、その日の出来事がまだ生々しく残っています。そこで過去の分まで読み返すと、どの行も疑いを裏づけているように見えてきます。帰りが30分遅かっただけの日まで、意味があるように思えてしまう。
それに、一日分を足したくらいでは全体の形は変わりません。毎晩開いても、昨日と同じものが見えるだけです。
書くのは毎日、見返すのは決まった日だけ。
こう分けると記録を開いている時間が短くなり、夜に考え込む回数も減ります。
しずく書いたらすぐ閉じる、で構いません。読むのは別の日にとっておいてください。
週に一度、決まった時間に見る
見返すのは週に一度、曜日と時間を決めておくのがおすすめです。相手が家にいない時間帯で、自分が落ち着いていられるときを選んでください。夜遅くは避けたほうが無難です。
週ごとに見るのは、次のくらいで足ります。
- 書けなかった日がないか。あれば印だけ付けておく
- 帰宅や外出の時刻が、言われた理由と合っているか
- その週に初めて出てきた理由や名前がないか
この段階では結論を出そうとしないでください。1週間分では点が少なすぎて、偏りがあるのかないのか判断がつきません。抜けを確かめて、気づいたことを一言添えるだけにします。
言われた理由と時刻が食い違っていても、それを持ち出して問いただすのは控えてください。「金曜、飲み会と言われた、帰宅は1時10分」と並べて残しておけば、それで足ります。
1か月たったら前の月と比べる
4週間ほど溜まったら、見方を変えます。週の中を見るのではなく、月と月を比べます。
- 外出や遅い帰宅の回数が、前の月より増えたか減ったか
- 1回あたりの時間の長さが変わったか
- 理由の種類が入れ替わっていないか
- 変わり始めた日付が分かるか
なかでも役に立つのは、変わり始めた日付です。「5月の連休明けから、木曜の帰宅が遅くなっている」と言えるだけで、話はずっと伝わりやすくなります。いつから続いているのかは、相談したときにも最初のほうで聞かれます。
曜日ごとに並べても何も出てこなかったときは、軸を変えてみてください。間隔の日数や外出の長さで並べ直すやり方は浮気の規則性が見えないときに書きました。
月ごとに比べてみて、思い過ごしだったと分かることもあります。増えたと思っていた外出が、数えてみると前の月と同じだった。そういう結果も、記録があるから出せます。
見返していると踏み込みたくなる
何度か見返すうちに、行と行のあいだを埋めたくなってきます。この日はどこにいたのか、誰と連絡していたのか。そこで相手の端末を開きたくなる方は多いです。
しずく見返している最中が、いちばん踏み込みたくなる時間です。相談で多いのも、記録を読み返した夜に端末を見て気づかれたという流れです。
相手のIDとパスワードを使って別の端末からログインすると、不正アクセス行為の禁止等に関する法律の第2条第4項第1号が定める不正アクセス行為に当たる可能性があります。第11条の罰則は3年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金です。持ち物に位置情報の機器を付けることについては、ストーカー行為等の規制等に関する法律の第2条第3項が規制の対象に挙げています。同項には感情の目的についての要件があるため、必ず違法になるとまでは言い切れませんが、条文が関わってくることは変わりません。
それに、一度気づかれると、記録に出ていた偏りそのものが消えます。何か月も積み上げた記録を、その先と比べられなくなります。
見返して残る空白は、たいてい平日の昼間や、家を出たあとの行き先です。家の中からは見えませんし、顔を知られている自分が追いかければ気づかれます。空白の場所がはっきりしたなら、自分で確かめられる範囲の端が見えてきたということでもあります。
区切りも見返しの日に決める
見返しを続けていると、いつまで続けるのかが分からなくなってきます。月に一度の見返しの日を、続けるかどうかを考える日にしてしまうのも一つのやり方です。
あと何か月続けるか。何が分かれば自分は納得するか。答えが出ないままでも、考える日が決まっているだけで、毎晩それを抱えずに済みます。答えが出ないまま時間が過ぎていくときの考え方は、浮気を証明できないまま時間が過ぎるときにまとめてあります。
相談の前に一枚にまとめる
相談するかどうか迷っている段階でも、月に一度の見返しのついでに、要点を一枚に書き出しておくと後が楽になります。
- 違和感が始まった時期と、変わり始めた日付
- 外出や遅い帰宅の回数(月ごと)
- 曜日や時間帯、間隔に寄りがあるか
- 自分では分からない時間帯
寄りや空白の時間帯が絞れていれば、調べる日と時間も絞りやすくなります。時間と費用がどう結びついているかは浮気調査の費用と調査時間の関係で説明しています。
この一枚があれば、どこに相談するか決まっていなくても話は始められます。見積もりを聞いたうえで、進めないと決めることもできます。問い合わせたあとは電話で状況を聞かれるのが一般的なので、紙を手元に置いておけば慌てずに済みます。出られない時間帯があるなら、先に伝えておいてください。
次に見返す日を、自分だけが見る手帳に書いておいてください。書くのは毎日、読むのはその日だけ。それだけで、記録を開くのが少し楽になります。
一枚に書き出しても自分では埋まらない空白が残るなら、その時間帯をどう確かめられるのか、一度聞いてみてください。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(e-Gov法令検索)
- ストーカー行為等の規制等に関する法律(e-Gov法令検索)