- 定義が事務所ごとに違う
- 確認しておく定義
- 完全成功報酬という表現
- 書面で確認する
結果が出なければ払わなくてよい、と読める形ですが、条件の中身を確認してください。
定義が事務所ごとに違う
この料金体系で最も重要な点です。
何をもって「成功」とするかの定義が、事務所ごとに異なります。
定義が揃っていないものを、金額だけで比べることはできません。
しずく同じ「成功報酬」という言葉でも、中身が別物ということがあります。
確認しておく定義
契約前に、次を明確にしておきます。
- 何が達成されたら成功とするのか
- 対象者の行動を確認できた時点か
- 写真などの記録が得られた時点か
- 特定の場所への出入りが確認できた時点か
- 相手方の身元が分かった時点か
これが曖昧なまま契約すると、後から認識が食い違います。こちらは成功だと思っていない状態で、報酬が発生することもありえます。
逆に、こちらが十分だと思う結果でも、契約上の成功にあたらない場合もあります。
たとえば、対象者が誰かと会っている場面を一度でも確認できたら成功、という定義があります。一方で、同じ相手と繰り返し会っていることが分かるまでを成功とする定義もあります。前者なら早く終わりますが、自分が知りたかったことまで届かないかもしれません。
聞き方としては、「どういう状態になったら成功報酬が発生しますか」と、そのまま尋ねて構いません。答えをメモしておき、後で書面の記載と見比べてください。口頭の説明と書面の文言が食い違っていたら、契約の前にそこを確かめておきます。
- 成功しなかった場合に発生する費用はあるか
- 着手金は必要か。返還されるか
- 経費(車両費、交通費など)は別に発生するか
- 成功報酬の金額はいくらか、どう計算するか
大事なのは着手金と経費です。成功報酬がゼロでも、着手金や車両費・交通費は発生する形があります。
完全成功報酬という表現
「完全成功報酬」と書かれている場合も、中身の確認は必要です。
何も発生しないのか、経費は別なのか。
表現ではなく、書面の内容で判断してください。
これは特定の事業者を問題視する話ではありません。表現の幅があるため、確認しないと分からないというだけです。
書面で確認する
金額について、法律が確認材料を定めています。
探偵業の業務の適正化に関する法律の第8条第1項は、契約を締結しようとするときに書面を交付して説明する義務を定め、説明事項に対価その他の当該探偵業務の依頼者が支払わなければならない金銭の概算額及び支払時期を挙げています。
同条第2項により、契約後の書面には金銭の額、支払いの時期と方法が記載されます。また調査の内容、期間及び方法、調査の結果の報告の方法及び期限も記載事項です。
しずく成功の定義は、この「調査の内容」と「報告の方法」のところに現れます。書面で読んでください。
判断の仕方
成功報酬型が向くかどうかは、条件によります。
- 何が得られれば自分は納得するのか
- その内容が、契約上の成功の定義と一致しているか
- 成功しなかった場合に払う金額を許容できるか
何が得られれば自分は納得するのか。ここを先に決めておくと、定義のずれに気づけます。どこまで分かれば十分とするかが決まっていないと、条件を読んでも判断できません。
目的の整理については浮気調査を頼むか迷っている人へ、他の料金体系との違いは浮気調査の費用の仕組み、書面の見方は探偵と契約する前に確認することをご覧ください。
成功の定義は事務所ごとに違います。自分が納得する条件を先に伝えて、合う先を探すほうが確実です。
どこに相談すればいいか分からないとき
探偵社そのものではなく、話を聞いたうえで条件に合う事務所を案内してくれる窓口があります。相談だけで終わっても構いません。ただし、問い合わせのあとに電話で状況を聞かれます。出られない時間帯があるなら、フォームの備考欄に先に書いておいてください。
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
