- 見つけ方によって変わる
- 条文からは決まらないこと
- 見つけたときにやりがちなこと
- 記録として残す
探していなくても、目に入ってしまうことがあります。その扱いを整理します。
見つけ方によって変わる
同じものでも、どうやって見つけたかで話が変わります。
- 共有の空間で目に入った。洗濯物、テーブルの上、車内など
- 相手の持ち物を開けて探した
- 鍵のかかったものを開けた
上に行くほど問題が少なく、下に行くほど扱いが難しくなります。
しずく偶然目に入ったものと、探して見つけたものは、後から説明するときに意味が変わります。
条文からは決まらないこと
見つけたものが証拠として扱われるかどうかは、条文に定めがありません。
民法第709条は、故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は損害を賠償する責任を負うと定めていますが、証拠に関する規定は置いていません。第770条第1項一号も「配偶者に不貞な行為があったとき」と書くだけです。
何が証拠になるかは、条文ではなく個別の判断になります。
具体的な判断が必要な場合は弁護士にご相談ください。
証拠の考え方は不貞の証拠として何が必要とされるのかにまとめました。
見つけたときにやりがちなこと
法律の話より、実際にはこちらのほうが問題になります。
- その場で問い詰める
- 持ち去る、隠す
- 捨ててしまう
- 写真も撮らずに元に戻す
いちばん多く、いちばん影響が大きいのがその場で問い詰めることです。一度警戒されると行動が変わり、その後は誰が調べても難しくなります。
持ち去りや処分も避けてください。相手の持ち物であれば、持ち去ることで別の問題が生じる可能性があります。
写真も撮らずに戻してしまうのも、後悔につながります。動揺したまま元に戻して、後から確認できなくなる。よくあることです。
しずく見つけた瞬間が一番動揺します。その状態で判断しないほうがいいです。
記録として残す
見つけたときにできるのは、記録を残すことです。
- 見つけた日付と時間
- 場所
- 何があったか
- どういう状況で目に入ったか
最後の項目を書いておくと、後から説明するときに役立ちます。探して見つけたのか、偶然目に入ったのかは、時間が経つと自分でも曖昧になります。
たとえば洗濯の前に上着のポケットを確かめていて、見慣れない店のレシートが出てきた。そういう場合は「洗濯の前にポケットを確認していたとき」と書いておきます。レシートなら、日付、店の名前、人数や品目が分かる範囲で書き写してください。
写真を撮るなら、動かす前に、見つけた場所に置かれたままの状態で1枚撮ります。そのあと、書かれている文字が読めるように近くから撮る。撮り終えたら、元の場所に元の向きで戻します。撮った写真の置き場所には気をつけてください。家族で共有しているアルバムやクラウドに入ると、相手の端末に表示されることがあります。
そのうえで、単発の出来事より繰り返しのほうが多くを語ります。
一度きりの発見より、日付の並びが意味を持つ場合があります。
記録の取り方は夫の浮気を自分で確かめる方法と、その限界にまとめています。
焦らないほうがよい理由
見つけてしまうと、確定させたくなります。ただ、その場で動くと選択肢が減ります。
何を望んでいるのかが決まっていない状態で相手に伝えると、その後の話し合いが難しくなることがあります。関係を続けたいのか、別の道を考えているのかで、必要になるものが変わるためです。
決めきれない段階であれば、浮気調査を頼むか迷っている人へもご覧ください。
見つけたものを後で見返すと、日付がほかの記録と重なっていることがあります。帰りが遅かった日、外出が多かった週。重なりが見えたら、それも書き添えておいてください。
家の中で見つけたものだけで足りるかどうかは、何を望むかによって変わります。手続きまで考えているなら、その前提で相談できる先があります。
法的な手続きまで視野に入れるなら
大手弁護士法人のグループにある探偵社です。調査の後に慰謝料の請求や離婚の手続きを考えている場合、調べる段階と法的な手続きの段階が繋がっている点が違います。ただし法律相談そのものは弁護士の領域です。役割の違いは記事の中で説明しています。
見つけたものがはっきりした手がかりに思えて、今夜どうするかで頭がいっぱいになっているなら、浮気の証拠が出たら最初にすることを先に読んでみてください。その日のうちにやることだけに絞って書いています。
- 民法(e-Gov法令検索)
